前回までのポイント
・頭の中のモヤモヤを和らげるために、自分の考えていることを言語化して手書きで書いていく。
・最低でも5日間続けて、頭の中が少しすっきりしたことを実感する。
・書いた文章を見て、自分にしっくりくるキーワードを選び出すことで、新しい考えを構築する
土台を作っていきます。
前回の記事を読みたい方はこちらです
手順7 自分の生きる「目的」を言語化してみる
まず一番の根幹である、生きる「目的」について考えてみます。
この言葉に恥ずかしくなってしまって、向き合ってこなかったことに気づきます。
大袈裟な言い方かもしれませんが、自分は何をしたかったのでしょうか?
死ぬ直前にできていないと後悔することを考えると、わかりやすいと思います。
多くの人に良い影響を与えた、大事な人を支えた、といったことが一番やりたかった
ことだったと思います。
今まで執着していた「お金」や「名誉」より、上の概念があることに気づいてきます。
いろいろな制約・条件を取り払った上で、「できたら幸せ」なものが、その人にとっての
生きる目的です。
この「目的」がしっくりいくか、がとても大事なところです。
生きていく上でのあらゆる判断基準になっていくからです。
手順8 「目的」を満たす「目標」を設定する
自分にとっての生きる「目的」を言語化できたら、それを達成するために「目標」を設定します。
目標は、いつまでに、どんなことが実現できれば良いのかを決めていくことです。
「目的」は概念的なことに対して、「目標」は目に見えたり、事実ベースになってくると思います。
また、目標は必ず達成期限をつける必要があります。
そうすることで、それぞれの目標の優先順位や目標を達成するための手段を
選択することができるのです。
人によっては、ここで「一定額のお金を稼ぐ」とか、「名誉を得る」ということを設定する場合も
あると思います。また、これらのことはもっと下の概念になる人もいると思います。
いずれにせよ、以前は頭の中がモヤモヤしていて、考えられなくなっていた状態から、
もっと大事な「生きる目的」があったんだ、ということに気づくはずです。
手順9 「目標」を具体化する「手段」を決める
さらに「目標」を達成するための「手段」について考えを進めていきましょう。
前項で決めた目標に辿り着くためには、今日から何をどのくらいやっていくのか、
一人でやるのか、誰かに応援を頼むのか、今の場所でやるのか、環境を変えるのか、
といったことが、細かく決まってきます。
このように考えを進めると、世の中の多くの情報や商品が「手段」の充足になっていることに
気づきます。そして、情報を広めたり、商品を売るためのマーケティングも、
「手段」のレベルであることがわかってくると思います。
日々生活の生活で入ってくる情報は、この「手段」ことがほとんどであることに気づきます。
頭の中の「手段」の階層にこれらの情報やモノが溜まってきて
上位の「目的」や「目標」が見えなくなることに気づくと思います。
意識して、定期的に「目的ー目標ー手段」の構築をして、不要なものの廃棄と
何が足りないのか、の見極めをしていくことが、とても大事なのです。
<追記>全体を俯瞰して、バランスをとる
さて、自分なりに「目的ー目標ー手段」を組み立ててみました。
自分の頭の中が整理されて、繋がっている気持ちよさを感じると思います。
その上で、何回か「上から下(目的→目標→手段)」「下から上(手段→目標→目的)」で
考えを巡らし、無理がないか、漏れがないか、を確かめていきます。
この「思考の試運転」でこの流れで自分がやれそうかを確かめることが大事です。
しかし、前からの変化に興奮して、冷静に判断できないことも多々あるのです。
この確認や方向づけをお手伝いするのがメンタルコーチの大事な役目なのです。
この場面は家族の方や理解のある友人等に手伝ってもらうと良いと思います。
一人でやる場合も、他人の価値観を見るつもりで、客観的にツッコミを入れながら、
バランスが取れているか、実現可能なものになっているか、をチェックする必要があります。
ここまでできればこの場面はクリアーです。新しい自分の実現に向けて自走開始です。
続き メンタルコーチング④ Re:Startを読む
#価値観マップ,#目的・目標・手段,#コーチング
コメント
凄く順序立てて時間を掛けて自分の頭の中を(思考)整理するのでとても良いと思いました。効果は大きいでしょうね