私はメンタルコーチを生業にしています。
主に個人の方の目標達成のお手伝いをしていますが、目標を達成できる方には一定の法則が
あることを感じています。
ブログの第1回目は「目標達成できる方」が、どのようなマインドで取り組まれているか、
うまくいかない方は何が障害になっているかをお伝えして、コーチングの入り口について
書いていこうと思います。
目標を達成できる人のマインド
三日坊主で、途中でやめてしまった、ということは私を含めて皆さん経験があることだと思います。
皆さんも年初に新しい手帳を買って、そこに今年の目標を書き込んだことがあると思います。
しかし、この年初に立てた目標が達成される確率は、概ね20%以下なのだそうです。
私も含めて耳が痛い数字です。
このような中で、目標を達成できる人はどのようなことをやっているのか?
・この目標は、どんな目的を満たすものなのか、を考えている。
頭の中で、思考が階層的になっているのですね。素晴らしいと思います。
・毎日取り組める工夫をしている。
朝起きたら一番にやる、やったら好きなものを食べる等、時間やご褒美を設定する等して
習慣にできる工夫をされています。
・目標に向けた取り組みをアウトプットしている
ブログやFacebookといったSNSを活用したり、友達にレクチャーすることを
目標にする等、上手にアウトプットの機会を作っています。
自分がやると決めたことで、人の役に立つことができれば
モチベーションも上がりますよね。
このように目標を達成できる人は、誰から教えられたわけでもありませんが、
過去の成功体験から自分の高め方を 身につけていらっしゃいます。
目的・目標・手段を明確にする
前述のように自然に目標に向けて突き進める方もいますが、多くの方はうまくいっていません。
何が違うのでしょうか?
そこには、二つくらいのポイントがあると思います。
一つ目は、「目標が達成できなくても大きな損害がない」場合です
そんな方の目標は、「できたらいいな」「かっこいいな」といった、ぼんやりとしたもの
になっていることが多いように思います。
コーチングの際に、クライアントさんが「〇〇ができなくて」といって、ご相談にいらっしゃいます。
よくよく聞いてみると、その目標は、「なんとなくできたらいいな」といった理由で立てたもので、
出来ても、できなくても、それほど痛みを伴わないものになっていることが多いものです。
二つ目は「頭の中が不安でいっぱいになって動けなくなっている」場合です。
これは少し厄介です。
大きな失敗をしてしまって、頭の中がその失敗のことでいっぱいになってしまい、
どうしていいのかわからない、何も考えられず、思考と行動が停止してしまっている
状態です。
どちらの場合も、私は以下のようにアプローチしています。
①自分の頭の中のモヤモヤした気持ちを出してみる
②その重さ、自分にとっての重要性を見極める
③その項目を見ていくことで、自分は何をしたい人間なのかを再確認してもらう。
④自分の人生の「目的」を言語化してもらう
⑤その「目的」を果たせる「目標」を時系列で立ててもらう
⑥「目標」を行うためのアプローチ方法である「手段」を決めていく。
⑦その進捗を一緒に追っかけていく
といった具合です。
頭の中にある、モヤモヤした状態を、一旦外に出してもらい、すっきりした状態にします。
そうすることで、頭の中にスペースが生まれます。
自分の頭の中では考えられなかったことを、外に出してみて、コーチの助けを受けながら、
必要なもの、捨てるものを仕分けていくのです。
そして、「目的ー目標ー手段」に組み立て直した状態で、自分の頭に戻していくのです。
こうすることで、以前よりずっと扱いやすくなった状態になっていきます。
そして、コーチと共有化した「目標」を追っかけていくようにしていくのです。
次回に向けて
次回以降、順を追って、私が行っているコーチングについて、細かい手順を
書いていきたいと思います。
ただし、ご注意いただきたいことがあります。
このメソッドは自分の心の中の深い部分に入っていくことになります。
日常生活で支障がないときは、全く問題ないレベルのワークですが、頭の中が
不安でいっぱいになっていると乗り越えられないこともあると思います。
自分の嫌な部分、辛いことを思い出して、辛い気持ちになってしまう可能性もあります。
本当にくたびれているときは、まずは、休むことが大切です。
自分と向き合えるくらいの気力を持った状態まで、体を戻していくことが最優先です。
自分の気力を考えた上で、無理しないように進めていきましょう。
続き メンタルコーチング ①頭の中のモヤモヤを外に出す
#目標達成 #コーチング #マインドセット
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