このコラムが役立つ人
・何をやりたいのかわからない人
・新しいことを始めたがうまくいかない人
(私の行なっているコーチングの手法はこちらで紹介しています。)
「好きなこと」と「得意なこと」は違う
多くの人は、自分が何をして生きていきたいのかがわかりません。
「やりたいこと」はなんとなくわかっていても、自分が本当に熱中できることが
わからないのです。
一方、「得意なこと」はあっても、そのことを必ずしも楽しんでいない人もいます。
では、どちらが大切なのでしょうか。
私は「得意なこと」の方が大切だと思います。
「得意なこと」があれば、情熱もわきやすくなります。
「得意なこと」であれば、いずれ楽しくなって続けられる可能性が高くなります。
そこにある真因は何か?
自分が得意なことを知るには、いくつかの方法があります。
・適性検査を受ける、
・自分のことをよく知っている人に話を聞く、
・得意なことが見つかるまでいろいろなことをやってみる、などが思いつきます。
すぐにできる、得意なことを知る有効な方法は、「自分はやることが苦にならないが、他の人はとてもできない、大変だ」ということがないか、を探してみることです。
ちなみに私は、もう一つの仕事である株式トレードにおいて、候補銘柄を探すために
毎週末に400から500銘柄のチャートチェックを行います。
週足・月足・日足の順でスクリーニングしながら見ていきます。
概ね1,000枚以上のチャート見ていくのですが、1,000枚を2時間くらい見続けて、
一気にチェックすることができます。
この話をすると、「よくそんなことができますね。」と言われます。
自分では意識しないことですが、他の方からの指摘で、「なるほど、これは自分が得意なことなのだ」と気づくことがあります。
自分にもそのようなことがないか?、自分の日常的にやっていることを人に話して、他の人がそんなことできない、ということがあれば概ねそれは「得意なこと」なのです。
「得意なこと」が見つかったら、それをライフワークにできないかを考えるべきです。
ライフワークは「得意なこと」であるべきです。
「得意なこと」をライフワークにするためには、意識してアウトプットの機会を
増やすことが有効です。
前述のように私は多くの株式チャートを見ながら、候補銘柄を選定するのが
得意ですが、そのことを意識的に続けるために、トレードスクールでの講師をしています。
定期的にアウトプットをする機会を持つことで、トレードを冷静に進めよう
という気持ちが生まれ、自分を律することに役立ちます。
その結果、長い間続けていくことができ、ライフワークにできると思っています。
まとめ
結論として、ただ楽しむことよりも、得意であることの方が重要です。
得意なことがあれば、楽しくて続けられる可能性が高くなります。
まずは、「自分がやり続けても苦にならない」ものを探してみましょう。
それが「得意なもの」である可能性は高いです。
得意なことを仕事にするには、アウトプットを繰り返していくことが大切です。
得意なことは「やり続けられること」なので、アウトプットを繰り返すことで、高い技術に
なっていく可能性が高まります。他の人に喜んでもらえる仕事になる可能性も出てきます。
周りの人に感謝してもらう喜びを体感することで、それが「やりたいこと」になってくることも
あると思います。
「やりたいことをライフワークにする」には「得意なこと」を突き詰めていく
そのことで、「得意なこと」が「やりたいこと」になっていく。
その感覚を掴むことが、人生がより良い方向に向かうと考えます。
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